■3月27日/YBCルヴァン杯:1次リーグ第2節 浦和レッズ―柏レイソル(埼玉)
後半の猛攻も実らなかった――。
埼玉スタジアムに柏レイソルを迎えたルヴァン杯の第2節は、悔しい結果に終わった。7本のシュートは空砲に終わり、コーナーキックから奪われた1得点を追い続けた状態で試合終了のホイッスルの音を聞くことになったのだ。
3月10日の横浜FC戦で勝利を挙げて以来、J1リーグ戦3戦連続で未勝利。そればかりか、3戦連続無得点という状況で、このカップ戦で上昇の気流に乗りたいところだった。そのために、リカルド・ロドリゲス監督もリーグ戦とは違う“要素”をこの試合にいくつか盛り込んできた。
まず一つ目は、新たな選手の“投入”だ。ヴィッセル神戸から浦和レッズに加入しながら負傷離脱していたDF西大伍が、ついに新天地で初出場にして初先発。右サイドバックとして84分までプレーしてみせた。ゴール前に危険なクロスを送ったほか、ビルドアップにも積極的に参加するなど、復帰戦らしからぬプレーぶりを見せた。
また、初先発といえばFW興梠慎三もその一人。昨シーズン終盤の負傷でチームを離れていたエースストライカーは、横浜FC戦で復帰したものの、その出場時間はわずか8分間のみ。この柏戦では先発を果たすと、69分ピッチを走り回って決定的なシュートを放つなど、最も得点に近い選手となった。