■代表ウィークにやるべきこと
そして、得点力アップという意味で待たれるのが、なんといっても興梠慎三の復活だ。
川崎戦の前半、互角に戦えていた間にもし先制できていたとしたら、その後の試合展開は大きく変わったはず。前半の12分に強烈なボレーシュートを放った場面はあったものの、決定力という意味ではトップが杉本健勇だけというのはいささか心許ないのだ。
攻撃の核として、やはり興梠の復活が待たれるのである。
浦和としては、今の段階では一つひとつのゲームの結果に一喜一憂することなく、まずはこれまでの戦いの中からポジティブな面を見出して、辛抱強く戦っていくしかない。ただ、プロのチームとして、またプロの監督として、結果が求められるのは当然のこと。これまでに得られた情報を分析して、そろそろチームとしての戦い方を確立して結果につなげていかなければなるまい。
リーグ戦が1週間休みとなる代表ウィークの間にどこまでチームとしての戦い方を整理できるのか、リカルド・ロドリゲス監督の手腕が問われる。