■突然現れた連続6ポイントゲーム

 その名古屋と、近々2戦することが決まっている。本来は4月後半からACLの試合をこなす予定だったが、コロナの影響で日程が延期。それに伴ってJリーグのスケジュールが変更となり、4月29日に豊田スタジアムで、5月4日に等々力競技場で対戦することになった。

 この2試合の間に試合の予定は入っていないことから、両チームにとって“6ポイントゲーム”を連続してこなすことになる。それまでにお互いがお互いに優位な立場を作っていきたいことはもちろん、選手の疲労蓄積も考えた采配や構成を考慮することになるだろう。

 今季、攻撃陣を大量補強した名古屋は、昨季の堅守をそのままに保っている。7戦して9得点1失点。ゴール数こそJ1全体で9位と決して順調ではないが、わずか1失点という“盾”はかなり脅威だ。名古屋の守備を支えるDF中谷進之介とMF稲垣祥は、日本代表にも選ばれた選手。その強度は折り紙付きだ。

 昨年以上の成績を狙う川崎にとって、この2連戦、そして、そこに至るまでの4試合は、大事なものとなる。序盤のハードルを乗り越えて、新たな栄光を掴んでみせる。

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