浦和レッズ、 日産で粉砕!(3) リカルド・ロドリゲス監督が見せる「冷静さ」の画像
前半終了後、ピッチ横でスタッフを作戦を練るリカルド・ロドリゲス監督 撮影:中地拓也
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■3月14日/J1第4節 横浜FM―浦和レッズ(日産)

 開始3分で前田大然にクロスを押し込まれて電光石火の先制弾を決められるなど、前半を2点ビハインドで迎えたことで、リカルド・ロドリゲス監督はピッチ横にスタッフを集めた。書面を見ながら、後半の逆転策を練っていた。その一つが、ハーフタイムでの2枚替えだった。

 伊藤敦樹阿部勇樹のボランチ2枚を下げ、金子大毅田中達也を投入した。そのまま2人をボランチに入れるのではなく、前半はトップ下だった小泉佳穂をボランチにスライド。金子と中盤の底でコンビを組ませた。そして、前半は2列目の右だった明本考浩をトップ下にスライド。田中達也を2列目の右に配した。

 小泉と金子という、ボールを受けて持てる選手を中盤の底に置くことでビルドアップの改善を図り、同時に、右サイドにドリブルという武器を投入したのだ。しかし、残念ながら点差は開くこととなる。55分、中盤の底に入っていた岩田智輝が右サイドにボールを展開。フリーの状態でボールを持ったマルコス・ジュニオールがゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、これを横浜FMの左サイドバック・小池龍太が蹴りこんのだ。

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