■3月14日/J1第4節 横浜FM―浦和レッズ(日産)
FW前田大然の2ゴールと、DF小池龍太のクラブ通算1500得点目となるゴールで、浦和レッズに3-0で勝利した横浜Fマリノス。この試合は、スコア以上に完成度の違いを見せつけた試合でもあった。
浦和レッズは今季からリカルド・ロドリゲス監督を招聘し、新たなサッカーに取り組んでいる。“戦術マニア”とも呼ばれるこの指揮官は、ゴールキーパーからボールをつないで崩すサッカーを志向する。浦和としては、久しぶりのポゼッションサッカーとなる。
昨年までの戦術とはまったく異なり、スターティングメンバーに並ぶ選手も昨年に比べてかなり変わったため、現在は試行錯誤の途中にある。片やマリノスは、ポテスコグルー監督が率いて今季で4年目。2019年にはJ1を制覇し、今季は「奪還」を掲げるチーム。戦術理解度にせよ、選手構成にせよ、大きな違いがある。