■注目選手② GK:中野小次郎(法政大学から加入)
ク・ソンユンが兵役でチームを去り、昨シーズンのリーグ戦は菅野孝憲がチーム最多の28試合でゴールを守った。そんな中、ペトロヴィッチ監督は特別指定選手の中野を9月26日のヴィッセル神戸戦でスタメンに抜擢すると、そこから5試合連続で起用している。
その魅力はなんといっても2メートルの身長だ。ペトロヴィッチ監督のスタイルはゴールキーパーもビルドアップに参加するため、フィールドプレーヤーのようにボールを扱う力が求められる。新加入の選手にとっては特殊な環境だが、攻撃サッカーで終始試合を支配する法政大学のプレースタイルはペトロヴィッチ監督が好むサッカーに通じるものがあり、昨シーズンに5試合経験していることも合わせて適応は難しくない。
菅野や大谷幸輝との激しい競争があるが、チャンスは必ず与えられるだろう。これほどのサイズがある選手がペトロヴィッチ監督の指導でどこまで上手くなっていくのか、というその成長も楽しみだ。
J1ではサンフレッチェ広島の大迫敬介だけでなく、小畑裕馬(ベガルタ仙台)、沖悠哉(鹿島アントラーズ)、波多野豪(FC東京)、谷晃生(湘南ベルマーレ)、梅田透吾(清水エスパルス)ら、若手ゴールキーパーが続々と台頭。コンサドーレもその波に乗ることになるのだろうか。