昨季のガンバは、攻撃的な中盤のポジションを倉田秋と小野瀬康介に頼りっきりとなってしまっていた。そこに、中盤ならどこでもこなすことができる韓国代表MFチュ・セジョンを獲得。また、先述したチアゴ・アウベスはサイドアタッカーとしてもプレーでき、さらに、フルミネンセの右アタッカーであるウェリントン・シウバとも合意間近とされる。
優勝に届かなかった昨シーズンには物足りなかった攻撃の迫力。その部分に、国内外からの積極的な補強で解決のアプローチを図ろうとする姿勢が見える。宮本監督としても選択肢は増えるはずで、チームとしての攻撃が構築ができるようになれば、さらに怖いチームとなるだろう。
リーグ戦と天皇杯で川崎に苦杯をなめさせられた昨季から一転し、2021年はどのようなシーズンとなるのか。選手は揃っただけに、あとは宮本監督の指揮次第となる。2シーズン連続で好結果を残すことができるかは未知数の部分が多いが、サポーターは開幕までワクワクして過ごすことができそうだ。