ガンバは昨季序盤、3バックと4バックを併用して戦っていたが、徐々に4バックで固定するようになった。センターバックとして高レベルな選手がそろったために、3バックであればその守備力を前面に押し出すことに成功。4バックでも安定感は同様で、川崎フロンターレに5失点、ベガルタ仙台に4失点したものの、大崩れすることはほぼなかった。

 ただし、攻撃が課題だった。昨季の年間得点数はわずかに46。優勝した川崎の半分強で、1試合平均にすると「1.35」。複数得点差で勝利した数はリーグ2位のチームとしては少なく、失点の少なさによって勝ち点を重ねていった1年だった。

 FWは、パトリック(9得点)、アデミウソン、宇佐美貴史、渡邉千真(3人はいずれも6得点)の4人をローテーションして起用し、試合の途中で相手の目線を変えつつ選手の負担を軽減。2ケタ得点した選手はいなかったものの、4人で27得点を奪った。

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