■3試合連続で64分交代のジョアン・シミッチ

 62分のこの三笘のゴール以降、スコアはこのまま動かなかったが、川崎は終了直後まで追加点を狙って攻め続けた。得点にこだわる王者の姿勢は、極寒の中で見守るサポーターの心を熱くした。ちなみに、ダミアンと三笘は、昨季のC大阪戦2試合でも得点を決めており、これでC大阪戦3試合連続ゴールとなる。

 3得点を決めて、鬼木達監督が掲げる「1試合3得点」の目標を達成した川崎だったが、今季はこれで公式戦3試合4失点となるのが気がかりなところ。昨季はリーグ戦34試合で31失点。“試し”の要素も入る富士ゼロックス・スーパーカップも含めてとはいえ、守備で課題が残る。

 それと関係するかのように、ここまでの公式戦3試合で一番早く交代カードを切るのはアンカーに入っているMFジョアン・シミッチとなっている。富士ゼロックス・スーパーカップでは64分に塚川孝輝と交代。第1節では、64分に橘田健人と交代。第2節でも、64分に塚川孝輝と交代。実はここまでの3試合すべてで、64分にシミッチを代えているのだ。

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