今回のtotoは、J1第31節の6試合と、J2第38節の7試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
マークシートの一発目から、いきなり予想が難しいカードだと言えるかもしれない。柏レイソルと名古屋グランパスの対戦である。3位の名古屋はもちろん、柏も現在8位ながら、J1優勝を経験した力のあるチームだ。第8節での今季初対決では、互いにシュート10本以下という慎重な戦いぶりを続ける中、後半にオルンガが決めたゴールが決勝点となり、柏が1-0で勝利した。
両チームはコンディションに差がある。柏はスケジュールの変更により、火曜日に仙台との試合を行っている。名古屋の方が休養十分とも考えられるが、柏は活動停止期間明けから試合をこなすことで調子を上げてきたともとらえられる。五分の戦いとも思われるので、予想としては「引き分け」狙いもありかもしれない。
北海道コンサドーレ札幌とセレッソ大阪の試合も、一筋縄ではいかない。1試合平均得点は札幌が1.39、C大阪が1.37と大きな差はないものの、同失点はC大阪が1.10と堅実な数字を残しているのに対して、札幌は1.74となっている。ただし直近5試合を見ると、C大阪が4得点5失点で2勝2分2敗であるのに対して、札幌は10得点5失点で3勝1分1敗と上回っている。ここは「1」と「2」のダブルを使っても惜しくないところだ。
順位差が開いた対戦もある。優勝が決まった川崎フロンターレと17位の清水エスパルス、2位のガンバ大阪と16位・湘南ベルマーレの激突だ。川崎は今季、清水と2度対戦し、ともに5得点して勝利している。ここは川崎の勝利が堅そうだ。一方の湘南対G大阪は、今季J1第16節の対戦で湘南が2-1で勝利している。湘南はここ5試合で1敗のみ、対するG大阪はベガルタ仙台に0-4など2敗しており、順位に差があるからといって、G大阪優位とは言い切れない。
順位が近い15位・横浜FCと14位・サガン鳥栖の対戦も予想が難しい。両チームを隔てるのは勝ち点2差で、ホームで迎え撃つ横浜FCが勝利すれば、順位を逆転できる。両チームの対戦は横浜FC側から見て13勝9分14敗と拮抗している。今季の対戦ではリーグとカップ戦で1勝1敗。両チームともに、最近の試合でも上位チームを倒したり、下位チームに敗れたりと、調子に波がある。ダブルを使いたいところだが、むしろそれで外すと悔しいので、ドローも含めたシングル勝負か。