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■磐田は6戦勝ちなし、甲府は5連続ドロー
このところ勝点を伸ばせないでいるのは、実は長崎だけではない。
前半戦の主役となった北九州は、21節の水戸ホーリーホック戦と22節の東京ヴェルディ戦に連敗し、今節はFC町田ゼルビアと1対1で引き分けた。小林伸二監督は「連敗をしていたなかで、(アウェイから)勝点1を持ち帰るのは悪くありません。これを次の福岡とのダービーにつなげたい」と話している。
気になるのはディサロ・燦・シルヴァーノの不在だ。得点ランキング2位タイの10ゴールをあげているストライカーが、ここ2試合はスタメンだけでなくベンチ入りのメンバーからも外れている。ケガによるものだとしたら、どれぐらいの離脱になるのかで、チームの今後にも影響してくる。
北九州などよりも深刻なのはジュビロ磐田だ。18節から6試合連続で、勝利から遠ざかっている。今節は20位に低迷するレノファ山口に、0対3の完敗を喫した。通算7勝9分7敗の勝点30は、まさかの12位である。
東京ヴェルディも戦いぶりが安定しない。9月の8試合は2勝3分3敗で、一時は5位まで上げた順位は9位となっている。
その東京Vと今節にスコアレスドローを演じたヴァンフォーレ甲府は、19節から5試合連続の引分けとなっている。16節から8試合連続負けなしだが、J1昇格圏内へ食い込むには勝ち切る試合を増やさなければならない。