■どうした長崎! 9月は8戦未勝利
敗れた長崎は連敗となった。前節のアビスパ福岡戦に続いての黒星で、9月は5分3敗の8戦未勝利となった。徳島とギラヴァンツ北九州、さらには8連勝の福岡の後塵も拝することとなり、4位へ順位を落としている。
チャンスはあった。だが、ゴールは遠かった。相手GKの好守にあったものの、決めきれなかったとの印象は残る。
失点はGK徳重健太のクリアミスだった。8戦未勝利の9月を振り返ると、自分たちのミスで自分たちを追い詰める試合が続いた。
結果は出ていないものの、チームが大きく崩れているわけではない。攻撃の局面ではミスを恐れず大胆に、守備の局面ではミスなく繊細に、一人ひとりがプレーしていくべきだ。
そのうえで、全員が当事者意識を持つことだろう。「この苦境からチームを救い上げるのは自分だ」という思いを、どれだけ多くの選手が持てるのかが大切になってくる。
「明日から月が変わるので、ツキを呼び込む努力をしてまた立て直したい」と、手倉森誠監督は前を向く。次節は中3日でアウェイの栃木SC戦だ。ハイプレスと堅守を持ち味とし、ここまで8位と奮闘する田坂和昭監督のチームには、2月のシーズン開幕戦に1対0で勝利している。リスタートにはふさわしい相手かもしれない。