ここ数節、J1の試合結果にある“法則性”のようなものが見られる。それは、試合の勝敗結果が、その試合が開始される前の順位と対応していることだ。順位が上のチームが勝利する可能性は当然高いわけだが、後述するように、番狂わせがあるのがJリーグ。Jの特徴である混戦も、「上」が必ずしも勝てないから起きる現象だ。
9月23日、J1第18節が9試合行われた。このうち、試合開始前の順位が上のチームが勝った試合は7試合。9分の7が、順位通りの結果となった。異なる結果となったのは[3位・東京vs2位・C大阪](2-0)と[9位・G大阪vs4位名古屋](2-1)の2試合のみで、この節は引き分けがなかった。ちなみに、この2試合で勝ったのはホームチームだ。
9月19、20日に行われたJ1第17節では、9試合中6試合で順位が上のチームが勝利。順位と異なる結果となったのは[2位・C大阪vs5位・鹿島](1-2)、[17位・湘南vs18位・清水](0-3)、[7位・柏―10位・広島](1-1)で、引き分けは1試合のみ。鹿島と清水は、アウェイチームがホームを破ったことになる。
それ以前は、9月12、13日に行われたJ1第16節は9試合中5試合が、9月9日のJ1第15節は9試合中7試合が、9月5日のJ1第14節は9試合中6試合が、順位が上のチームが勝利している。