■長崎は「キャンプを過ごしているような状態」
今節は5連戦の3試合目だった。ここまでの3連戦で、上位陣はどれぐらい勝点を積み上げているのだろう。
勝点37で首位のV・ファーレン長崎は、1勝2分で勝点5を稼いでいる。
連戦の初戦はホームの大宮アルディージャ戦(1対0)で、前節はアウェイのアルビレックス新潟戦(2対2)、今節はアウェイのツエーゲン金沢戦(1対1)だった。新潟戦からは地元へ戻らず、「キャンプを過ごしているような状態」(手倉森誠監督)で転戦している。
金沢戦は先制しながら追いつかれる展開だった。失点は自分たちのミスによるプレゼントのようなものだった。GK徳重健太の好守に支えられてのドローに、試合後の手倉森監督は「敵地で勝点1を拾えたのは、しぶとく戦えたと言えるのでは。アウェイ3連戦で勝点0になると、疲れもドッと来る。最低限1ずつ取って相手には3を与えていないので、最後の甲府戦で3を取って帰りたい」と話した。次節もアウェイの甲府戦だ。
勝点35で2位の北九州はホーム、アウェイ、ホームの順番で3試合を消化し、1勝1分1敗の勝点4となっている。ホームが2試合あったことを考えると、勝点4は物足りないかもしれない。
とはいえ、中3日でアウェイの栃木戦を戦い、中2日でホームの甲府戦を迎えたスケジュールは移動の連続だ。対戦相手も簡単ではなかった。ホームゲームが多いからといって、勝点を取り損ねているとは言い切れない。