■5節で2位以内なら43パーセントの確率で昇格
開幕から5節を終えた段階で自動昇格圏内の2位以内に居たチームが、そのまま2位以内でJ1昇格をつかんだケースは7例ある。12年の湘南ベルマーレとヴァンフォーレ甲府、13年のヴィッセル神戸、14年の湘南ベルマーレ、15年のジュビロ磐田、17年の湘南ベルマーレ、そして19年の柏レイソルだ。
12年以降に昇格した全16チームに占める割合は、43.75パーセントである。全42節の8分の1ほどしか消化していないとはいえ、最終的な順位にまったく結びつかないわけではない、と言うことができる。
5節終了時点で3位の徳島ヴォルティスは勝点10、4位のジェフユナイテッド千葉は勝点9、5位の京都サンガSC、6位のアルビレックス新潟、7位のファジアーノ岡山は勝点8だ。勝点13で首位の長崎が連敗し、3位以下のチームが連勝すれば、1試合か2試合で順位が引っ繰り返る差に過ぎないわけだが、データはこの時期の順位もそれなりの意味を持つことを示唆する。43パーセント強の可能性をどのように解釈するのかは、あなた次第だが。