■2枚の負傷交代で長崎のプランが崩れた
難関のミッドウィーク、とでも言えばいいだろうか。
7月15日に開催されたJ2リーグ第5節で、4連勝で首位に立つ大宮アルディージャが16位の栃木SCにアウェイで敗れた。0対0で迎えた59分にPKを献上してリードされ、攻撃陣が零封されてしまった。
大宮と同じく白星を4つ並べていたV・ファーレン長崎は、21位のFC琉球と引分けた。前半にリスタートから先制する展開は、アウェイへ乗り込んだ彼らにとって理想的な展開だっただろう。ところが、後半途中にGK高木和徹が負傷交代し、飲水タイムも挟んで再開されたその直後に、同点ゴールを喫してしまった。そのまま1対1の引分けで終えている。
長崎は後半開始の時点で、2枚替えをしていた。そのうち1枚はFW玉田圭司の負傷によるもので、「負傷交代が2人あるとプランが崩れる」と、手倉森誠監督は振り返っている。
大宮が今シーズン初黒星を喫し、長崎は勝点1を積み上げたことで、勝点13の長崎が首位に立った。5節終了時点の順位とは、どの程度の意味を持つのか。J2が22チームで争われるようになった2012年シーズン以降の順位表をチェックしてみる。