■デビュー戦でゴールを決めた櫻川ソロモンの衝撃

 5節のゲームでは、千葉の櫻川ソロモンが話題を集めた。育成組織出身の18歳は190センチの高さを持ち、Jリーグデビュー戦で初ゴールをマークしている。久保建英と同じ2001年生まれで、近未来の日本サッカーを背負う逸材と期待される大型ストライカーが、鮮烈なデビューを飾ったのだった。

 もっとも、若い才能の萌芽は、櫻川に限ったものではない。再開後のJ2リーグでは、所属チームでポジションをつかんでいる10代後半や20代前半の選手を、数多く見つけることができる。

 たとえば、京都のGK若原智哉だ。プロ3年目の20歳は、再開後の第2節から4試合連続でスタメン出場している。7月11日に行なわれた前節では、前半に2度のビッグセーブを見せてアビスパ福岡を2対0で破るきっかけを作った。

 J2からの飛躍を期す若い力については、これから随時紹介していきたい。

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