■パス・サッカーをするチームの傾向
かつて、鬼木達(現鹿島アントラーズ監督)の下、川崎はこのスタイルを極めてJ1リーグを4度も制覇した。
一方、柏はリカルド・ロドリゲス監督が就任して1年目に、それまでとは打って変わったパス・サッカーを確立して準優勝につなげた。
相手がプレスをかけてきても柏の選手たちはうまくポジションを取って、正確なパスをつなぐことによってプレッシングを回避することができるのだ(その点、川崎は奪ってからのスムーズさが欠けており、それが失点増加につながった)。
川崎と柏の対戦で大量ゴールが生まれるのは、こうした両者の攻撃のスタイルが原因と考えるべきなのだろうか? つまり、パス・サッカーを志向する両チームは、パス・サッカー相手の守りに弱いのか?
しかし、これはサッカーの常識に反しているような気もする。
一般的に言えば、パス・サッカーが得意なチームは似たようなスタイルの相手に対してうまく守ることができるはずだ。各年代別の日本代表は、パス・サッカーを志向するチームに対しては強いが、ロングボールを使ってくる相手に敗れることが多い。
最近は、日本代表は韓国相手に好成績を残している。韓国が昔のようにロングボールを蹴り込んでくるのが最も怖いのだが、最近の韓国は低い位置からつないでビルドアップすることを目指しており、その意味でパス・サッカーに一日の長がある日本に有利に働いているのだろう。














