■J1自動昇格は4チームに可能性が
この日行なわれたその他のカードでは、首位の水戸ホーリーホックと2位のV・ファーレン長崎が激突した。ホームの長崎が、2対1で競り勝った。
4位のジェフユナイテッド千葉は、大分トリニータを1対0で退けた。6位のベガルタ仙台は、ブラウブリッツ秋田とスコアレスドローを演じている。
この結果、長崎が勝点69で首位に浮上した。2位は勝点67の水戸、3位は勝点66の千葉、4位が勝点64の徳島である。ここまでは、J1自動昇格の2位以内に入る可能性がある。
次節は長崎と徳島が対戦する。長崎は引分け以上で自力で2位以内を確保できるが、徳島も2位以内浮上へ執念を燃やしている。
5位は勝点63のRB大宮、6位は勝点62の仙台だ。この両チームは最終節に勝てば、自力でJ1昇格プレーオフに進出できる。
7位のジュビロ磐田はサガン鳥栖との最終節に勝利したうえで、4位以下の結果次第で6位以内へ滑り込むことができる。ただ、得失点差では、6位までのチームに引き離されている。勝点で並んだ場合は厳しい。
J2残留争いも、最終節までもつれる。
16位の大分トリニータまでの残留が決定した一方で、残留圏ぎりぎりの17位のロアッソ熊本(勝点36)、18位のカターレ富山(勝点34)、19位のレノファ山口FC(勝点33)が、最終節にJ2残留を賭ける。熊本は13位のヴァンフォーレ甲府と、山口はRB大宮と、富山は14位のブラウブリッツ秋田と対戦する。
最終節はすべての試合が29日の14時キックオフだ。戦国J2は、ついにクライマックスを迎える。








