■3月に「イングランド」と対戦!

後藤「基本的にはアジア最終予選で成功した形でやっていこうということじゃないのかな」

大住「3バックに変えたのは、2024年1月のアジアカップがきっかけだった。長い球を放り込まれて不安定になることを繰り返したので、思い切って3バックにした。そんなスタートだったけど、ウィングバックに攻撃的な三笘薫や堂安律を使うことで、4-2-3-1や4-1-4-1で戦っていたときよりも、攻撃もはるかに良くなったような気がする。攻撃が良くなることで守備も安定して、相手にとって怖いチームになっていると思う。だから今、システムを変える必要はない。ただし、今回ガーナが研究して、完全に日本の形にマッチアップしてサイドを破られないようにと守ってきた例もある。森保一監督も言っていたけど、そういうふうに対処されたときにどう崩していくかは、名波浩コーチを中心に考えていくと思う。次の段階でやるべきなのは、そういうことじゃないかな」

後藤「なるべく3月はこれまでと違った戦い方をする相手と試合をしたほうがいいよね。いろいろな経験を積んでおけば、来年いざ本番で相手が何かをしてきたときに、これはあのチームがやってきたことと同じだね、と対処できるから」

大住「3月にイングランドとウェンブリーで対戦するという話があるよね。イングランドとしても、対戦したい相手だと思うよ。ヨーロッパのチームとは違うやり方で、ドイツもブラジルも倒しているチームなんだから」

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