■ACL組を今後も悩ませる「過密日程」
J1リーグは第27節終了時点で、首位の京都と6位のサンフレッチェ広島までが勝点2の間にひしめくという大混戦となってしまった。
優勝争いを繰り広げる強豪同士の激突も続くし、下位チーム相手のたった1つの取りこぼしが致命傷になる……。そんな緊迫した戦いが続くのだろう。
第27節では、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)組のFC町田ゼルビアとヴィッセル神戸が引き分けに終わって、勝点2を失った。ともに、水曜日にACLEのために第30節の前倒し開催があって、中2日での試合だった。
もちろん、町田と神戸の取りこぼしは日程のせいだけではなかったが、ACL組は今後もそうした過密日程に悩まされることだろうし、9月以降は代表ウィークなどによる中断があり、カップ戦がないチームにとっては試合間隔が開きすぎるといった問題もある。
そんな日程の機微も含めて、最後まで大混戦が続くのであろう。