■千葉が前半戦を首位ターン!
このまま4対3で押し切った仙台は、2試合ぶりの勝利となる勝点3をゲットしたのだった。
J2リーグは今節で前半戦を終了した。首位ターンはジェフユナイテッド千葉で、11勝5分3敗の勝点38だ。ただし、小林慶行監督が指揮するチームは、このところ4戦勝利なし(3分1敗)と、勝点獲得のペースが落ちている。
対照的なのは2位の水戸ホーリーホックだ。11戦負けなしの7連勝で、一気にJ1自動昇格圏まで浮上してきた。千葉と同じ勝点38を稼いでいる。昨シーズンは17位で折り返し、最終順位は15位だったから、目を見張る躍進だ。
3位は勝点36のRB大宮アルディージャだ。こちらは7戦負けなしだが、ここ3試合連続でドローに終わっている。今節はV・ファーレン長崎と3対3で引分けた。
4位の仙台は、RB大宮と同じ勝点36である。5位は勝点33の徳島ヴォルティスで、6位は勝点32のジュビロ磐田だ。ここまでが勝点30以上を記録している。
ちなみに、昨シーズンの折り返し時点の順位は、1位が勝点43の清水エスパルス、2位が勝点39の長崎、3位が勝点37の横浜FCだった。4位は勝点33の仙台、5位は勝点31のレノファ山口FC、6位は勝点31のファジアーノ岡山だった。
清水と横浜FCは、J1自動昇格を果たした。プレーオフには長崎、仙台、岡山が進出している。
プレーオフに出場した残り1チームは?
12位で折り返した山形だった。勝点は22だった。
今シーズンの折り返し時点で勝点22と言えば、12位の藤枝MYFCと13位の北海道コンサドーレ札幌である。勝点獲得のペースをここから上げていく必要はあるが、このあたりの順位までは巻き返しの可能性があると考えてもいいのだろう。
一方、J3降格圏はどうだろう。
昨年の折り返し時点で18位以下だった鹿児島ユナイテッドFC、栃木SC、ザスパ群馬の3チームは、そのまま降格の憂き目に遭った。
今シーズンは18位が山口、19位がカターレ富山、20位が愛媛FCである。富山と愛媛は、監督交代に踏み切っている。さて、今シーズンはどうなるか。
6月16日、長崎は下平隆宏監督との契約を解除したと発表した。新監督には高木琢也代表取締役兼C.R.Oが就任することになった――。