■3バックの構成は

 森保一監督はここまでの最終予選5試合で、メンバーを固定して戦ってきた。アウェイでのサウジアラビア戦を終えて日本にフライトして挑んだオーストラリア戦でもそれは変わらず、シャドウの一角を鎌田大地から久保建英に変えただけ。今回も今回も同じような起用法が予想されるが、一方で、前回とは間の日数が1日短いこと、そして、グループ2位との勝点差が7に広がったことから、選手を入れ替える可能性もある。
 まずGKは、鈴木彩艶。インドネシア戦では序盤の決定的なピンチを好セーブで防ぐなど、チームに勝利をもたらして日本の若き守護神ぶりを見せつけた。試合後、森保一監督が「相手の1点目になったかもしれない局面で、ザイオンが止めてくれたことがチームに非常に大きな勇気を与えてくれた」と話した22歳が、この試合でも日の丸を守る。
 最終ラインは、インドネシア戦から引き続き橋岡大樹板倉滉町田浩樹の組み合わせか。谷口彰悟が不在の今回、誰が起用されるか注目を浴びた中で先発の座をつかみ取ったのは橋岡大樹だった。ただし、並びは変更。これまで右に入っていた板倉滉を中央に回したうえで、橋岡を右に入れた。
 橋岡は17日の練習後、「谷口選手がいない中で僕がすごい活躍を見せれば、スタメンに定着できる可能性もある中で、それは見せつけないといけない」と試合にかける思いを語っていた。その言葉の通りに、橋岡が2戦連続の出場を勝ち取れるか。
 一方で、橋岡大樹に代わって瀬古歩夢のほか、高井幸大が出場する可能性もある。17日の練習後、高井は自身のポジションについて「真ん中か右」とイメージを持っていたことを明かしたうえで、「橋岡君がけっこう攻撃参加をして、いい攻撃の枚数だったので、より前に関われるようにしたい」とイメージを膨らませて、先発入りに気持ちを込める。
 また、瀬古はインドネシアでの13日にジャカルタ市内で取材に応じた際に3バックのどこでもできることをアピールしてみせた。

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