10月16日、川崎フロンターレは鬼木達監督の退任を発表した。クラブに多くのタイトルをもたらした指揮官は、新たな道を歩むこととなる。
激震だ。川崎フロンターレで引退し、その後、チームで指導者の道を歩んで7つものタイトルをもたらした指揮官の退任が発表された。
1974年生まれで現在50歳の鬼木監督は、鹿島アントラーズでプロ入り。その後、1998年に川崎に初めてレンタル移籍すると、2000年からは7年間プレー。魂を青く染めることとなった。
トップチームの監督を務めることとなったのは2017年からのことで、それまでシルバーコレクターと言われたチームに、就任1年目にしてリーグタイトルをもたらす。リーグでは2連覇を2度経験し、天皇杯は2度、ルヴァンカップは1度制覇。8年の在任期間で7つの主要タイトルは異例の好成績だ。
現在のサッカー日本代表にも教え子が多く、谷口彰悟、三笘薫、守田英正、田中碧、板倉滉、旗手怜央らはその代表格。さらに、三好康児や大南拓磨、瀬古樹、小塚和季らも含め、多くの教え子をプレミアリーグ、ポルトガルリーグ、ブンデスリーガ、スコットランドリーグなど世界各国に送り出してきた。