■今季は無冠が決定
一方で、川崎は昨年のリーグ戦から低迷。8位という成績に終わり、今季はここまで32試合を終えて10位と2ケタ順位だった。また、今季はすでに天皇杯とルヴァンカップの両方で敗退したことで無冠が決まっている。鬼木監督の在任期間において、無冠でシーズンを終えるのはこれが2度目という異例の経歴だった。
熱血的な性格はサポーターからの支持も厚く、「鬼木ボンバイエ」が等々力にこだましたことは数知れない。その笑顔を描いた巨大横断幕が掲げられことが多くあるのもその証だ。
何より、“川崎らしさ”を改めてチームに植え付け、そのうえでタイトルを手にした功績は計り知れない。
後任人事にはすでに動きがあり、今後の発表が待たれるが、まずはこの大きなショックをチームとサポーターが一丸となって乗り越えるしかない。