■当面の中心となる15人の選手

 もちろん、堂安が「全員の守備意識が高いし、これだけ良い選手が守備の重要性を理解しているのは世界基準になってきている」と語るように、攻撃的なイメージの強い選手たちが当たり前のように、森保監督の求める守備タスクをこなすことが、こうした布陣を可能にするベースとなっていることは間違いない。2試合続けて大勝したことは出場チャンスを得て、活躍を見せた選手の評価と信頼が、さらに高まったことを意味するだろう。

 2試合ともにスタメンで起用されたのはGK鈴木彩艶をはじめ、3バックの板倉滉谷口彰悟町田浩樹、ボランチのキャプテン遠藤航守田英正ウイングバックの堂安律と三笘薫、シャドーの南野拓実、1トップの上田綺世という10人だ。

 そして中国戦でスタメン、バーレーン戦で途中から投入された久保建英、2試合とも途中出場だった右サイドの伊東純也。そして中国戦は出番なしだったが、バーレーン戦で2シャドーの一角として4得点に絡む活躍を見せた鎌田大地。そして1トップの上田綺世。この15人は今後の活動でも当面は外しにくい選手たちと言える。

PHOTO GALLERY 全ての写真を見る
  1. 1
  2. 2
  3. 3