【アジアカップ26人メンバー考察。森保一監督は「+3」をどう使ったのか(2)】「ボランチ専門」の選手が少ない理由…後ろのポリバレント性が前線のオプションにの画像
タイ戦後に国立競技場でアジアカップのメンバーを発表したサッカー日本代表の森保一監督(1月1日撮影) 撮影:中地拓也

 1月1日のタイ戦後、森保一監督はアジアカップに挑む26人のメンバーを発表した。ポジション別に割り振ると、以下のようになる。

          上田綺世
     浅野拓磨/細谷真大/前田大然
三笘薫        久保建英       伊東純也
中村敬斗       南野拓実     堂安律
     守田英正        遠藤航
     旗手怜央       佐野海舟
伊藤洋輝   冨安健洋     板倉滉     菅原由勢
中山雄太   町田浩樹   谷口彰悟/渡辺剛   毎熊晟矢        
          鈴木彩艶
     前川黛也/野澤大志ブランドン

 26人のメンバー構成を見ると専門的なFWが4人となっている。森保監督は「指摘されるまで、バランス良くチーム編成できていると思っていましたが、前線の人数が多いと今気付いた。表記がMFとFWになっているため前線が多くなっているかもしれない」と語る。コメントの通り、森保監督はMFとFWを分けて表示しないが、2022年のカタールW杯でも4人だった。

 W杯はラウンド16でクロアチアに延長PK戦の末に敗れた。グループステージと合わせて、トータル4試合を戦ったわけだが、フィールドの選手ではFWの町野修斗とMFの柴崎岳だけが、出場することなく終わった。思い返せば、当初は今回のアジアカップメンバーでもある中山雄太(ハダーズフィールド)が、怪我で辞退となったことでFWの町野が追加招集されたのだ。

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