■9試合ぶり敗戦の千葉は「ここからもう一回立ち上がる」

 東京Vは勝点を「68」に伸ばしたが、同勝点の磐田が3対0で勝利したため、得失点差で4位に順位を下げた。勝点を「68」とした両チームは、勝点58で7位のヴァンフォーレ甲府との差を「10」とし、6位までが出場するJ1昇格プレーオフの出場権を確保している。

 東京Vと磐田は、28日開催の次節に直接対決を迎える。清水を最後まで追走するのは、果たしてどちらか。両チームの運命が決まる一戦と言っていいだろう。

 5位の千葉から6位のV・ファーレン長崎、7位の甲府、8位のモンテディオ山形の4チームが、勝点3差で競り合っている。9位のザスパクサツ群馬も勝点4差だ。ここにあげた5チームは、残り3試合で上位同士の対決を残している。最終節まで順位が変動するだろう。

 千葉は31節から37節まで7連勝を記録し、10月8日開催の水戸ホーリーホック戦に引分け、連勝が止まった。そして、2週間のインターバルを経て迎えた今節は、8月12日以来の黒星となった。

 東京V戦後の小林慶行監督は、「ここからもう一回立ち上がって自分たちのパフォーマンスを出して勝利をつかむには、本当に大きなパワーが必要になる」と話した。

 就任1年目の指揮官のもとで主体的にゲームを進めるスタイルを構築し、後半戦の主役と言っていいプレーを見せてきた。17年以来となるプレーオフ出場をつかみ取るために、千葉は残り3試合に再びパワーを注ぎ込む。

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