【J2第38節プレビュー「大一番」】3位・清水エスパルスは2位・ジュビロ磐田に対して「超攻撃的」を取り戻せるか!?カギを握る山原怜音と原輝綺の両サイドバック!【戸塚啓のJ2のミカタ】【予想フォーメーション図】(1)の画像
清水の左SB山原怜音は磐田の右サイドの攻撃を防げるか  撮影/原壮史
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■清水はシュート数減の現実に直面

 今シーズンのJ2を決定づける一戦が、今週末に行なわれる。

 J2リーグ第38節が10月7日、8日に行なわれ、2位のジュビロ磐田と3位の清水エスパルスが激突する。今年2度目の静岡ダービーは、IAIスタジアム日本平が舞台となる。

 両チームの勝点は磐田が「65」で、清水が「64」だ。追いかける清水は、引分けでも物足りない。勝利が、勝点3が、求められる。

 藤枝MYFC相手に15試合ぶりの黒星を喫した前節は、自分たちのパスミスからショートカウンターを浴びる場面が見られた。MFホナウドが3試合ぶりにスタメンに名を連ね、レギュラーと呼べる11人が揃っての戦いだったが、2試合連続で無得点に終わっている。

 攻撃が機能していないわけではない。4-2-3-1ではサイドアタックから、3-4-2-1では1トップ+2シャドーによるコンビネーションを軸として、対戦相手に脅威を与えている。どちらのシステムでも、MF乾貴士が効果的なポジショニングで攻撃を牽引している。

 気になるのはシュート数だ。

「超攻撃的」、「超アグレッシブ」の姿勢を掲げる秋葉忠宏監督のもとで、清水は対戦相手を上回るシュート数を記録してきた。6月まではほぼすべての試合で相手を上回り、かつ2ケタのシュートを記録している。ところが、7月以降は2ケタに届かない試合が増えている。9月に行なわれた5試合は、実に3試合が1ケタのシュートにとどまっているのだ。

 7月から9月にかけての試合は、猛暑の影響による消耗度が激しかった。効率の良さを追求したところはあっただろうし、守備の安定を裏づけとしたゲームコントロールもあったはずだ。対戦相手が清水の良さを厳しく消してきた、という試合もあった。

 いずれにしても、フィニッシュへ持ち込む回数が減っていることで、脅威度がダウンしているのは事実だろう。スコアレスドローで引分けた36節のヴァンフォーレ甲府戦はシュート数が8:8で、0対2で敗れた前節の藤枝戦は9:12と相手に上回られた。「超攻撃的」の姿勢をいま一度強く打ち出すことが、磐田撃破の前提となる。

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