■自信を得た甲府

 一方、翌20日に登場したヴァンフォーレ甲府浦和レッズは、定石どおりの選手交代でまずまずの結果を残した。H組の初戦、オーストラリアのメルボルン・シティとのアウェーゲーム、甲府の篠田善之監督は、前週末のJ2リーグ東京ヴェルディ戦から先発全員を入れ替えた「完全ターンオーバー」を選択。しかし後半にはFW宮崎純真、FW三平和司、そしてFWピーター・ウタカと主力の攻撃陣を投入し、優勢のまま試合を終始させて0-0の引き分けにもちこんだ。

 相手はオーストラリアの強豪である。しかし甲府はキャプテンのMF鳥海芳樹を中心にひるむことなく持ち前の攻撃的サッカーを展開、シュート数で18-7と大きく上回った。もう一歩で勝点3はならなかったが、クラブ史上初めてのアジアの戦いで自分たちのサッカーが十分以上に通じることで大きな自信になったのではないだろうか。

(3)へ続く
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