【J2「頂上バトル第2弾!!」】首位・町田ゼルビアが3位・清水エスパルスのホームに乗り込む「6ポイントマッチ」!勝敗のカギは「町田の左サイド」と「清水のハイプレス」【予想スタメン図】【戸塚啓のJ2のミカタ】(1)の画像
清水の攻撃の要・乾貴士にはアグレッシブな守備も期待される  撮影:中地拓也
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■首位町田が2週連続で「6ポイントマッチ」に挑む

 J1昇格争いを左右する、正真正銘の大一番である。

 8月19、20日に行なわれるJ2リーグ第31節で、首位のFC町田ゼルビアと3位の清水エスパルスが激突する。舞台は清水のホーム・IAIスタジアム日本平だ。

 今シーズン1度目の対戦は5月17日の第17節で、町田が2対1の勝利を収めた。MF平河悠のゴールで町田が32分に先制し、清水が中山克広のゴールで前半のうちに追いつく。後半は一進一退の攻防が続くなかで、90+6分に町田のDFチャン・ミンギュがゴールネットを揺らす。10節から首位に立つ町田が、ドラマティックな勝利で勝負強さを見せつけたのだった。

 町田の黒田剛監督は、試合後の記者会見で「高校サッカーで全国優勝したことに匹敵するぐらいの喜びと感動がありました」と喜びを表わした。同時に、「この勝利の価値を高めるためにも、自分たちを見つめ直して、今後も強い町田を構築していきたい」と決意表明した。

 その言葉どおりに、町田は首位で前半戦を折り返し、後半戦もここまで5勝2分1敗の成績を残している。26節のブラウブリッツ秋田戦が悪天候で中止となり、1試合消化数が少ないにもかかわらず、勝点63で首位を堅持している。現在は徳島ヴォルティスファジアーノ岡山ジュビロ磐田をすべて複数得点で退け、3連勝中である。

 一方の清水は、7月1日のV・ファーレン長崎戦から8戦負けなしだ。こちらも岡山、東京ヴェルディレノファ山口FCを退けて3連勝を飾っているが、そのすべてが1対0だ。秋葉監督が「超攻撃的」を掲げるなかでのウノゼロによる3連勝は、課題だった後半立ち上がりの失点を減らすことによるものであり、粘り強さを高めているからでもある。スキを見せないサッカーができている、と言える。

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