日本代表は15日のエルサルバドル代表戦に勝利し、森保一監督率いる第2次政権での初勝利を飾った。6-0という大勝だったが、この試合からは今後に向けてのどのような指針が浮かび上がったのか。ベテランサッカージャーナリストの大住良之と後藤健生が激論を交わした。
■次戦の注目選手
――20日に行われるペルー戦で見てみたい、気になる選手は誰ですか。
大住「古橋亨梧は先発で使って、60分くらいプレーさせたいところだよね。それから伊東純也」
後藤「伊東は当然、注目だね。伊藤敦樹も、アンカーじゃなくてボランチで出られるといいけど」
大住「さっきも話したけど、フォーメーションに縛られる必要はないし、日本代表の選手は監督から与えた課題に正直に取り組みすぎる感じがある。もっとプレーの中で崩してもいいんじゃないかと思うんだけどね。サイドバックがインサイドに入るといったらそればかりになったり」
後藤「エルサルバドル戦では伊藤洋輝が出なかったし、ペルー戦ではイトウが3人並び立つことがあるかな(笑)」
大住「相手に退場者が出て、GKが試される機会はあまりなかったけど、エルサルバドル戦で大迫敬介は1本素晴らしいセーブをしたね」
後藤「フィードも良かったしね。何本か、GKから直接チャンスをつくったし」
大住「危なげなかったよね。そうすると、見たいのは中村航輔かな。どんな選手になっているのか」
後藤「シュミット・ダニエルはもう代表で試合に出てきているからね」