■まずはベースづくりを
後藤「ポゼッション志向と言っても、アジアのチームと戦う時には相手が引くので、したくなくてもポゼッションをせざるを得ない状況になる。ワールドカップにいけばボールを持つ時間を長くするほど日本はまだ強くないから、この間みたいに堅守速攻でやるしかない。戦い方は変わらざるを得ないわけだから、あまりスタイルを決めると戦えなくなっちゃう」
大住「ボールを失いたくないとは言うけどね。だけどワールドカップみたいにボール保持率が30%台でも勝てるし、アジアでは引いた相手に70%支配して、1、2点取れるサッカーを目指すことにもなるだろうし」
――エルサルバドル戦では、久々にFKから直接ではなくゴールも決まりましたし。
大住「カタール・ワールドカップのクロアチア戦では、CKから決めたじゃない。確かに、セットプレーは次のワールドカップでは何とかしてほしいかな。でも、あと3年あるから」
後藤「年代別の日本代表は、ものすごくセットプレーが進化しているよ」
大住「まあ、まだ親善試合ですごいセットプレーを見せなくていいんだよ。今はしっかりベースをつくることが大事だね」