■戦い方の変わるペルー戦
大住「エルサルバドル戦の守備陣では、谷口彰悟は良かったね」
後藤「良かったねえ。ボールのさばき方とかも含めて」
大住「中東に行って成長したという、珍しい例だよね。去年のカタール・ワールドカップでも悪くなかったけど、CBとしてのプレーがよりヨーロッパのプロっぽくなってきた。あまり相手の攻撃陣からプレッシャーをかけられることはなかったけど、長いボールが来た時にはほぼ100%、ヘディングで味方につないでいたよね。谷口は現時点で安心して任せられるCBだと思う。得点も素晴らしかったよね」
――ペルー戦では、どんな戦い方になるでしょうか。
後藤「エルサルバドル戦のように、一方的にボールを持つ展開にはならないだろうね。ペルーは韓国と試合をしてから来日するので、時差調整も済んでいるわけでしょ。休みはペルーの方が1日少なくなるけど」
――そもそも、森保一監督自身、どういうサッカーを展開したいのでしょうか。
大住「監督としてのチームづくりを見てきて、イメージとしての『自分のサッカー』というものがあるのではなく、『切り替えを早くする』『できるだけ速く前に行く』といった基本的な約束事をしっかりやってサッカーをつくっていく人だと思う。こういうサッカーをやりたいというのではなく、勝つためには何が必要かを一番考えているんじゃないかな。その上で選手の特徴をできるだけ活かして、それぞれの長所を結びつけて強いチームをつくりたいということなんじゃないかと思うけど」