■連敗中の仙台はメンバーを刷新
シーズン初勝利を渇望していた清水エスパルスほどではないが、ベガルタ仙台にとっても4月8日の第8節は大きな意味を持っていた。ホームで戦った6節のツエーゲン金沢戦、7節のV・ファーレン長崎戦を、いずれも落としていたからだ。
ここまで2勝2分3敗と黒星が先行している一方で、FC町田ゼルビアや東京ヴェルディ、大分トリニータらが勝点を重ねている。今節対戦するヴァンフォーレ甲府も、4勝1分1敗で4位につけている。J1昇格をターゲットとしている仙台も、アクセルを踏み込んでいかなければならない。
仙台の伊藤彰監督は、メンバーに大きく手を加えた。DF真瀬拓海、MF氣田亮真、FW中山仁斗、FWホ・ヨンジュンがメンバー外だったのだ。前節に負傷交代したMF遠藤康も不在である。5節から3試合連続で先発していたMF松下佳貴はベンチスタートだ。
システムは前節と同じ4バックだが、右から小出悠太、若狭大志、菅田真啓、キム・テヒョンが並んだ。攻撃時は小出がポジションをあげ、左MFの秋山陽介とともに高い位置を取っていく。
ダブルボランチの一角には、開幕節以来の出場となるMF鎌田大夢が起用された。また、FW登録ながら中盤で起用されることの多い中島元彦が、最前線でFW山田寛人と2トップを組む。スタメンを刷新した仙台が、4連勝中の甲府を攻略できるのか。