2月12日、ケーズデンキスタジアム水戸で「いばらきサッカーフェスティバル」が行われ、鹿島アントラーズと水戸ホーリーホックが対戦した。
開幕戦まで1週間というタイミングで行われたこの試合は、オフシーズン中のトレーニングの成果をぶつけてリーグ初戦への弾みとしたいゲームだったが、鹿島は苦しい展開を迎えた。
この日の先発メンバーは、鈴木優磨と知念慶の2トップに、中盤は荒木遼太郎、樋口雄太、ディエゴ・ピトゥカ、松村優太の4枚。最終ラインは左から、佐野海舟、関川郁万、植田直通、常本佳吾、ゴールを守ったのは早川友基だった。
前半6分に人数をかけた攻撃から、得点チャンスを迎える。荒木がペナルティエリア内でボールを持つと冷静に相手DFをかわしながらシュート。これは相手GKの好セーブにあうも、その流れから今度は知念がペナルティアークの中から強烈なミドルを放つのだが、これも、再び好セーブに阻まれる。
この攻撃を筆頭に立ち上がりこそ主導権を握ったかに見えたが、先制点を奪ったのは水戸だった。相手のカウンターの場面で左SBの佐野の裏を使われて、武田英寿が早川との1対1を冷静に流し込んだのだ。