■最初の交代策直後に失点
後半に入っても流れを掴めない鹿島は、後半11分に2枚替えを敢行。広瀬陸斗と安西幸輝を入れて佐野をボランチの位置に移動させたのだが、その1分後に失点してしまう。鹿島陣内の左サイドに両チームの選手が密集したところから、右に展開される。空いたスペースをうまく使われる形で、水戸の右SB村田航一にファインゴールを決められる。
なんとか得点が欲しい鹿島は、さらに4人の選手を交代する。後半16分に土居聖真と藤井智也、同29分に染野唯月と垣田裕暉がピッチに入るも、なかなかリズムをつかめず、垣田が決定的なシュートに持ち込み、藤井がドリブルからチャンスをうかがうのがやっと。その他の、フリーの状態でのクロスやパスをミスする選手にはその都度、観客席から容赦ない野次が浴びせられたのだった。
結局、得点を奪うことができないまま試合は終了。これで練習試合で戦ったJ2勢とは1勝4敗で、難しい流れのまま開幕戦に挑むこととなった。