■横浜FCは前節の大分戦を教訓に
横浜FCがJ1復帰を決めるのか。
10月15、16日に10試合が行なわれるJ2リーグ41節では、16日18時開始の横浜FC対ツエーゲン金沢戦に注目が集まる(FC町田ゼルビア対ヴァンフォーレ甲府は、甲府の天皇杯決勝進出により19日に開催)。
2位の横浜FCは勝点77で、3位のファジアーノ岡山に勝点5差をつけている。同日14時開始のブラウブリッツ秋田戦で岡山が引き分け以下に終わると、その時点で横浜FCのJ1復帰が決定する。もちろん、四方田修平監督と選手たちは、岡山の結果にかかわらず金沢撃破に全力を尽くすだろう。
大分トリニータにホームで敗れた前節は、開始5分でビハインドを負った。早々に追いかける展開となったことで、試合を難しくしてしまった。
22分にエースストライカーの小川航基の一発で同点に追いついたものの、前半終了間際に再び突き放されてしまう。後半も追いかける展開となったことで、ここでも試合を難しくしてしまった。
金沢は前節のFC琉球戦で、何人かの主力選手がメンバー外だった。また、ボランチの藤村慶太が前半途中で負傷交代している。
9月のJ2リーグ月間MVPを受賞したMF松本大弥を、攻撃力を開花させている左サイドハーフではなく、本来のボランチに置くのか。柳下正明監督が中盤をどのように組み合わせるのかは、この試合のポイントになるだろう。ちなみに、このカード3試合ぶりの勝利をつかむと、J2アウェイ通算50勝となる。
横浜FCは、試合の入りかたに気をつけるはずだ。金沢は36節のレノファ山口FC戦から、5試合連続で前半に得点を記録している。39節の岡山戦、前節の琉球戦では、20分までに先制点を奪っている。大分戦を教訓として、横浜FCは先行逃げ切りをはかりたい。