■横浜FCがFW陣をさらに充実させた
第2登録期間(ウインドー)が8月12日に閉まるのを前に、J2各チームも補強に動いている。
上位陣では首位の横浜FCが、ともにブラジル人のDFマテウス・モラエス、FWマルセロ・ライアンを獲得した。J1サガン鳥栖からFW石井快征、ザスパクサツ群馬からFW山根永遠も迎えており、FW陣をさらに充実させている。
J1参入プレーオフ圏の4位につけるファジアーノ岡山は、ブラウブリッツ秋田の輪笠祐士を補強した。MF登録だが秋田では左サイドバックで多く出場しており、最終ラインと中盤の選択肢として貴重な存在になりそうだ。
同じくJ1参入プレーオフ圏の6位につけるロアッソ熊本は、MF平川怜を完全移籍で獲得した。FC東京の下部組織で育った平川は、育成年代の日本代表にもれなく選出されてきた。17年のU-17ワールドカップでは、森保一監督のもとで日本代表に名を連ねるGK谷晃生(湘南ベルマーレ)、MF久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)らとともにベスト16入りを果たした。久保とはFC東京U-18でも共闘した。
しかし、トップチーム昇格後は定位置獲得に至らず、2019年に当時J2の鹿児島ユナイテッドFCへ、21年にも当時J2の松本山雅FCへ期限付き移籍したが、現状を変えることはできなかった。今シーズンもここまでリーグカップ4試合の出場にとどまっており、退路を断って新天地へ飛び込むこととなった。