■琉球の新助っ人は191センチのガーナ人FW

 J2残留争いを繰り広げている下位チームも、新たなスカッドをチームに組み込んでいる。

 20位の大宮はCBの袴田裕太郎、右SB岡庭愁人を最終ラインに加えた。ジュビロ磐田から新天地を求めた袴田は左利きのCBで、加入直後の29節からフル出場している。FC東京から育成型期限付き移籍の岡庭も、2試合連続でピッチに立っている。前節の横浜FC戦ではスタメンに名を連ねた。左SBの小野雅史を含めて、明治大学出身の3人が最終ラインを形成することとなる。

 21位の群馬は、攻撃陣をテコ入れした。山根を横浜FCに引き抜かれたが、鈴木国友川本梨誉という2人のFWを呼び込んだ。鈴木は松本山雅FCからモンテディオ山形へ、川本は清水エスパルスから岡山へ期限付き移籍していたが、このタイミングで群馬の一員となった。

 さらに関東リーグ1部の東京ユナイテッドFCから、長倉幹樹を補強した。長倉は順天堂大卒の22歳のアタッカーで、関東1部で8ゴールを記録していた。

 最下位に沈むFC琉球には、7月以降にスペイン人MFアレックス・バレラ、ガーナ人FWサダム・スレイが加わっている。サダムは191センチの長身を誇り、29節の熊本戦、前節のヴァンフォーレ甲府戦で豪快なヘディングシュートを決めた。彼の決定力をフルに引き出すことが、チーム浮上のカギになりそうだ。

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