■プレーオフ圏の長崎がブラジル人ウイングを補強

 11勝7分8敗で5位のV・ファーレン長崎は、ブラジル人FWクレイソンを獲得した。長崎監督のファビオ・カリーレ監督がコリンチャンスを指揮していた当時の選手で、95年3月の生まれの27歳だ。左ウイングで力を発揮する。

 長崎はボランチのカイオ・セザール、アタッカーのクリスティアーノエジガル・ジュニオ、それに元コロンビア代表FWビクトル・イバルボに加え、5月に190センチの長身CBカイケを獲得している。クレイソンは6人目の外国籍選手で、J2では群を抜く陣容となっている。

 16位のレノファ山口FCには、水戸ホーリーホックからFW高井和馬が完全移籍で加入した。

 大卒でプロ6年目の27歳は、18年から21年まで山口でプレーし、136試合に出場して27得点9アシストの成績を残した。

 今シーズンはJ2で4クラブ目となる水戸に移籍し、ここまで18試合出場で3ゴールを記録していた。しかし、先発出場は7試合にとどまっていた。

 名塚善寛監督が指揮する山口は、8勝7分11敗の16位だ。中位から上位へ浮上していけるか、それとも下位に沈んでしまうかという重要なタイミングで、かつてのエースを呼び戻したのだった。

 最下位からの脱出を目ざす琉球は、スペイン人MFアレックス・バレラを獲得した。190センチの長身で、ボランチを定位置とする。

 6月初旬のナチョ・フェルナンデスの招へいから、ブラジル人FWケルヴィンを呼び寄せ、さらにアレックス・バレラを補強した。チームカラーを変えながら、琉球はJ2残留を果たそうとしている。

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