■うなぎパワーを蓄えてチームに迎えたい

 さらに指揮官は、リンセンが順応するために必要なことについて説明した。チーム一体となって戦うためにさまざまな方法で戦術を落とし込んでいるようだが、新加入のリンセンが浦和と融合するのにどれくらい時間がかかるのかは「難しい質問になる」と口にしている。

「チームとしてやることを彼が理解することが大事です。今年はヨーロッパの選手と日本人選手を融合させることが、監督としてのチャレンジだと思っています。文化的なところ、人間的なところ、そしてサッカーの部分で。重要なのは日本人、外国人と関係なく全員が同時に同じことを考えながらプレーすることだと思っています。そのために練習もしますし、映像も見せています。本人とも話をして、どのポジションで誰と組ませるのかということも考えながら進めていきたいと思いますが、融合にどのくらい時間がかかるのかというのは難しい質問になると思います」

 現在、チームはJ1リーグ18試合を終えて10位。公式戦3連勝の際にはロドリゲス監督からチームにうなぎをご馳走するのが恒例になっているため、直近のヴィッセル神戸戦の勝利を皮切りに、7月6日のガンバ大阪戦、10日の京都サンガF.C.戦に勝利すれば“条件達成”だ。指揮官は「京都戦もありますので、しっかり勝ち続ければうなぎがある。私も早くうなぎが食べたいです。うなぎパワーが必要です」と笑顔で語る。

 今シーズン初の3連勝でうなぎをご馳走し、英気を養って10日のFC東京戦も白星を挙げたいところ。そしてリンセンが出場可能となる16日の清水エスパルス戦につなげたい。

PHOTO GALLERY ■【図表】浦和レッズ「新助っ人リンセン」の起用ポジションは? オランダ人FWが入った予想フォーメーション!■
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