■3センターは誰が選ばれた?
アンカーには遠藤航を選出。後ろからパスを受けた際のターンにはやや難があり、相手のプレッシングで狙われやすくなっているものの、やはり守備面での躍動を見るとチームには欠かせない。ブンデスリーガで2年連続デュエル王を獲得したこのMFは、素早い寄せと強靭なフィジカルを武器にボールを奪取。W杯本戦で守備的な戦いを強いられるであろうドイツ、スペインとの試合でも遠藤は必要不可欠だ。
最近の代表戦では途中出場がほとんどだった原口は、4連戦の初戦であるパラグアイとの試合でスタメン出場。すると、効果的なランニングを活かしたパスの引き出しを何度も実行し、2アシストを記録。森保一監督の信頼をつかんでブラジル戦、チュニジア戦にも先発起用され、指揮官の評価を高めている。
アジア最終予選の終盤では招集外となっていた鎌田は、ヨーロッパリーグ(EL)チャンピオンという肩書を引っさげて待望の代表復帰。原口とIHでコンビを組んでパラグアイ戦に先発出場した。すると、卓越したボールコントロールとパス、脱力感のあるドリブル突破で相手を翻弄。さらに、堂安律のクロスに頭で合わせてネットを揺らし、田中碧のミドルシュートによる得点もアシストした。サムライブルーに欠かせない存在であることを結果で証明している。