6月にパラグアイ、ブラジル、ガーナ、チュニジアと戦った日本代表。編集部では、この4試合で活躍した11人を選び、「ベスト布陣」を組んだ。
■守備陣の人選は?
フォーメーションはこの4試合と同じように4-3-3。
GKは権田修一だ。今回はブラジル戦のみの出場となったが、アジア最終予選と同じように安定したパフォーマンスを発揮。ビルドアップ能力ではシュミット・ダニエルに劣るものの、シュートストップなど守備面では権田に軍配が上がるだろう。
SBは右が長友佑都は、左が伊藤洋輝。これまでクラブ・代表ともに左SBとして躍動していたものの、今シーズンはFC東京で右SBとしてプレーする長友は、サムライブルーでも同じポジションで起用された。特にブラジル戦でのパフォーマンスは高いレベルにあり、レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールを抑え込んだ。
左SBに選ばれた伊藤はパラグアイ、ガーナ、チュニジアとの試合にフル出場。ビルドアップでのポジショニングやクロス精度、三笘薫との連携など要所で好プレーを連発した。初招集とは思えないパフォーマンスで、左SBの適任者の第一候補へとのぼり詰めている。
CBは安定したプレーを見せていた板倉滉と谷口彰悟。特に板倉は長短のパスを織り交ぜつつ相手のプレッシングをいなせる貴重な人材であり、今回の6月シリーズで評価を高めたはずだ。シャルケを退団したなか、ワールドカップイヤーの来季はどこでプレーすることになるのか注目が高まる。