【キリンカップ 日本代表vsチュニジア代表 2022年6月14日 18:55キックオフ】
「W杯ではなく、その前にミスしたことが良かった、としないといけないと思う」
試合後、鎌田大地はそう語った。
タイトルが懸かった試合ではあるものの、これはあくまでも国際親善試合。W杯出場国のチュニジアに完敗を喫したことを、なにがなんでも本番へのプラスに繋げなければならない。
PKを献上した吉田麻也は、ピッチに寝たまま悔しがった。ゴールを奪えないまま後半に突入し、53分、裏を取られた形となった吉田がスライディングをすると、レフェリーの笛が響いた。シュミット・ダニエルがコースを読んだもののネットを揺らされ、チュニジアが先制。「試合を壊してしまった」(試合後、吉田)という悔いの残るものとなった。
左サイドバックの伊藤洋輝が浮き球の処理で相手に入れ替わられると、パスで裏を突かれた。吉田は裏を取られる形になったが、ボールを収められてとしても相手とシュミットの間には板倉滉がいた。