パラグアイとの対戦から一夜明けた6月3日、日本代表は北海道から千葉県に移動し、ブラジル戦に向けたトレーニングを行った。前日の試合に45分以上出たメンバーは室内での調整となり、それ以外の多くの選手はピッチに出て練習に取り組んだ。
韓国を5-1で破ったブラジルとの一戦を前にした練習を前に、千葉県内をスコールのような大雨が襲った。その雨脚が弱まったところで、まずはランニング。長友佑都と川島永嗣を先頭に、12人が走った。12人の中にはパラグアイ戦でベンチ入りしなかった守田英正もいた。
ランニングに続いてゲーム性を交えた鳥かごを行うと、選手からは歓声が沸き上がるほど盛り上がった。6月シリーズの初戦を4-1で勝ったこともあってか、雰囲気は抜群にいい。
その後、パス回しなどを経て、4-4のミニゲームを実施。ビブス組は【長友佑都、南野拓実、古橋亨梧、田中碧】で、ビブスなし組は【伊東純也、柴崎岳、上田綺世、久保建英】の4人。GKはワンタッチパスだけなどの条件をつけながら、互いにゴールに迫った。伊東純也と南野拓実のマッチアップは真剣そのもので、技術を駆使してマークを外そうとする動きはかなり見ごたえがあった。
このミニゲームで最初に得点を決めたのは古橋亨梧。大迫勇也不在の日本代表の最前線での活躍を期待させるかのように、ゴールネットを揺らして見せた。