【J1分析】マリノス、エウベル負傷でも前半終了まで「10人で戦った」理由!喜田拓也「どこのチームでも持てるものではない」共通の意思【横浜F・マリノスvs名古屋グランパス】(2)の画像
アンデルソン・ロペスのゴールでマリノスが勝利した 横浜F・マリノスvs名古屋グランパス(20220507)撮影/原壮史
横浜F・マリノスvs名古屋グランパス 20220507

【明治安田J1リーグ 第12節 横浜F・マリノスvs名古屋グランパス 2022年5月7日 15:03キックオフ】

※その1はこちらから

 選手同士だけでなく、ベンチと選手の間にも阿吽の呼吸があった。

 前半終了が近づいた42分、エウベルが負傷しプレー続行不可能になると、マリノスは選手交代をせずに10人のまま前半終了まで戦い続けた。岩田の負傷で既に1度交代をしているマリノスは、交代回数の消化を防ぐためにあえてそのままハーフタイムまで過ごすことを選択。85分に最後の交代で投入された角田涼太朗が決勝ゴールの起点になっており、結果的にこの選択は功を奏した。

ケヴィン・マスカット監督は見事な交代カードの切り方で勝利を手繰り寄せた 横浜F・マリノスvs名古屋グランパス20220507)撮影/原壮史

 エウベルが負傷すると、ピッチ内の選手たちは全く慌てることなく自分たちで話し合って意思確認。「僕たちはその先のプランも見えていた」(喜田)と、緊急事態にもベンチと同じ考え方だった。喜田は「10人でもやることが変わらないのが自分たちの強み。これはどこのチームでも持てるものではないと思う」と自信を見せた。

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