11月にワールドカップ本大会を控える日本代表は6月にパラグアイ代表やブラジル代表、ガーナ代表らと対戦する予定。W杯の強化試合としては、絶好の腕試しの相手となる。森保一監督は会見で30人前後の選手を招集する意向を示し、何人かは最終予選に招集していない選手を招集することも述べていた。
森保監督の言う「何人か」とは誰なのだろうか。今回は、強化試合で試してほしい選手10人を選出した。※(1)と(2)は3人、(3)は4人紹介する。
■エンゴロ・ケント
大卒ルーキーながら川崎フロンターレで活躍する橘田健人もA代表で見たい一人だ。田中碧、守田英正が移籍したあと、川崎Fの中盤を司っている。川崎Fのチームメイトである脇坂泰斗がチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテに因んで「エンゴロ・ケント」と称した逸材だ。その名の通りボールの刈り取り役にもなり、周りを活かすプレーが得意だ。
今季はJ1で9試合に出場、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)でも6試合に出場。紛れもなく川崎Fの中心選手だ。7月に日本で開催されるEー1選手権でも呼んでも良いが、このタイミングでも早くはないだろう。代表には田中や守田、三笘薫などの元川崎F選手もいる。チームメイトの山根視来や谷口彰悟も代表にも呼ばれており、戦術的にもマッチするに違いない。若き才能を早くA代表に呼んでほしい。