■ウルブスが認めた才能

 スイス1部のグラスホッパーでプレーする川辺駿の代表復帰も期待だ。2021年7月にサンフレッチェ広島からグラスホッパーへ完全移籍。今季はここまで(5月6日時点)公式戦32試合に出場7得点4アシストを記録。今季途中には提携を結んでいるプレミアリーグのウォルバーハンプトン(ウルブス)の練習に参加し、その後ウルブスと3年半契約を締結。そのままレンタル移籍という形で今季終了までグラスホッパーへ残留することになった。

 川辺は2021年3月の韓国代表戦でA代表デビュー。アジア2次予選のタジキスタン戦で初スタメンとなると、代表初ゴールを記録した。最終予選は代表から遠ざかっており、同年6月のキルギス代表戦以降代表でのプレーはない。

 今季はスイスでキャリアハイとなる7ゴールを記録。現在の代表の中盤は田中碧、守田英正、遠藤航が主力だ。だが決定力もある川辺であれば、この3人の牙城を崩すことは可能だろう。ウルブスが認めた川辺の代表復帰は実現するだろうか。

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