■黄金世代のがGK南雄太最多出場を達成!
日本サッカーを牽引してきた黄金世代のひとりが、偉大なる記録を達成した。大宮アルディージャの南雄太が、GKで最多となるJリーグ通算661試合の出場を達成したのである。これまでの最多は元日本代表GK楢崎正剛氏だった(660試合)。
柏レイソル、ロアッソ熊本、横浜FCでキャリアを重ね、昨年7月から大宮に在籍する南は、J1で266試合、J2で395試合に出場している。
昨シーズン途中に数字について聞かれると、「楢崎さんの660はほとんどがJ1なので、J2での出場数のほうが多い自分とは比較にならないのかな、と思います」と遠慮がちに答えた。この時点で楢崎の記録に20試合まで迫っていたのだが、「あと20試合というのは僕にとってすごく遠い数字なんです」と明かした。
「35歳を超えてからは、先を見ながらサッカーをしてきたわけではないので、ホントに1試合、1試合が自分にとって重いです。数字はいきなり飛ばせるわけではないので、それに関しては在籍したチームで自分を使ってくれた監督やGKコーチ、チームメイトや家族とか、いろいろな人の支えがあるからこそで、日々感謝しています」
J3降格圏に沈んでいたチームは、12節と13節に連勝して20位に浮上した。今節も上位チームの大分トリニータとのアウェイゲームで、勝点1をつかんでいる。中位争いへ食い込んでいきたい大宮に、プロ26年目のシーズンを過ごす経験者は欠かせない。